ホンダのシビック タイプRは歴代人気な車種であるが、特に第一世代のEK9と第三世代にあたるFD2は、その高性能とスポーティなデザインで、世界中のカーファンから高い評価を受けている。今回は2007年から2010年にかけて生産され、その間に多くのファンを魅了したFD2にスポットライトをあてていく。
この記事では、中古のFD2を購入する際の注意点や、その魅力について深掘りしていきたいとおもう。
FD2の概要
ホンダ シビック タイプRの第三世代モデル、FD2は、2007年のデビュー以来、その卓越した性能とデザインで多くのファンを魅了してきた。特に、2.0リットルのK20Aエンジンは、225馬力という高出力を誇り、レッドラインが8,400rpmに達する。この高回転型エンジンは、瞬発力と持続力を兼ね備え、都市部の走行からサーキットまで幅広いシーンでその力を発揮する。そのため最終モデルの販売終了から10年以上たった今、その中古車価格は上がる一方である。新車価格を超えそうな個体もあるが、スポーツカーでもターボエンジンが主流になったいまHONDAの名機であるK20Aを積んでいるFD2の魅力は中古車相場以上のものがあるとおもう。
そして何よりもその走行性能において、特別な存在である。この車は、単なる移動手段ではなく、ドライビングそのものを楽しむためのマシンと言えるだろう。
いわずと知れた名車三代目シビックタイプRことFD2、この車は2リッターのNAエンジン車でありながら2リッターターボ車と張り合える性能を持っている。では一体なぜ、このFD2はここまで速いのか。 FD2が欲しい方、サーキットやワインディ[…]
中古車購入時の注意点
このように高い走行性能から車好きの憧れの的だが、中古のFD2を選ぶ際には、走行距離や事故歴、メンテナンス履歴をしっかりとチェックすることが重要である。
FD2は走り屋に人気の車種のため事故歴がついている個体も多い。事故歴がついている分安く購入できるが、ハンドリングに違和感があったりするので、走りの質感に神経質な方にはオススメしない。
逆にFD2に乗るのが目的で、あまり激しく運転する予定が無い方は割り切って手頃な歴アリ車両を購入するのも一手だろう。
また購入時は歴の有無を問わず、エンジンやミッション、クラッチなどの駆動系パーツの状態に注意が必要だ。これらの部品は、部品代も修理工賃も高くつくので、なるべく駆動系パーツは状態の良い個体を選びたい。
ないがしろにされがちだが、サスペンションやエンジンのゴムブッシュ類の状態もFD2のコーナリング性能を最大限に引き出す上で重要な役割を果たしており、劣化しているとそのパフォーマンスに大きな影響を及ぼす。走るのを楽しむためのFD2だからこそ、ハンドリングに重大な影響を与えるブッシュ類のコンディションもチェックできると良いだろう。
状態のいい車種を事前に確認しておくのも、一つの対策だろう。おもしろレンタカーでは、状態の良い車種をレンタルしている。ぜひ試乗してほしい。
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どのようにしてコンディションを見抜くのか
結論からいって中古車のコンディションを見抜くのは非常に難しい。しかしながら、そのなかで可能なかぎりハズレ個体をなるべく回避するためのコツを3つご紹介したい。
エンジンオイルの交換頻度をチェック
エンジンオイルの交換頻度はエンジンの状態にとても大きな影響を与える要因の1つだ。
そこで中古車を購入しようとするときにどのようにしてエンジンオイルの交換サイクルをチェックするかだが、多くの車はエンジンルーム内やBピラーなどにエンジンオイルを交換した際に◯キロでエンジンを交換しました。というシールが貼られている。
このシールに記載されている交換サイクルが5,000キロ以内か、それ以上かで判断するといいだろう。FD2は走りに特化したモデルでもあるため、中には3,000キロごとにオイル交換をしている個体もあるだろう。
一概に断定できないが、オイル交換がマメにされている個体はオーナーさんが真面目でかつ経済的に余裕がある場合が多い。
そのため、日々のメンテナンスなどもお金を掛けられている事が多いのだ。
タイヤの減り方をチェック
車のコンディションというのは、前オーナーさんの使い方によって大きくことなる。しかしながら中古車店で前オーナーさんに使い方をヒアリングすることは難しいだろう。
そこでヒントになるのが「タイヤの銘柄」と「タイヤ製造年」と「タイヤの減り方」だ。
まずタイヤの銘柄だが、タイヤ銘柄によって前オーナーさんの用途が分かる。ハイグリップなタイヤな場合は激しく使っていた可能性が高い。また「タイヤ製造年」が新しいのに、タイヤの摩耗が激しい場合も危険だ。
タイヤは日常使いをするだけであれば5年程度もつ、製造年から一年以内なのにタイヤ溝が少なかったりし場合は、前オーナーさんがワインディングやサーキットなどで激しく利用していた可能性がある。
もちろん、激しく利用することが必ずしもいけないわけではないのだが、その分メンテナンスの必要性も増してくる。そのため激しく使われていた個体を避けたいという方はタイヤの銘柄をチェックするのが良い。
エンジンやミッションのオイル滲みがないかチェックする
また、エンジンやミッションのオイル滲みの有無も重要なチェックポイントである。購入前にエンジン内部を開封してエンジンの状態をチェックすることはできないが、誰でも可能な範囲でオススメなのが、エンジンやミッションにオイル滲みが無いかをチェックすることだ。
オイル滲みは、エンジンやミッションのシール部分の劣化や緩みを示唆しており、将来的な大きな修理の可能性がある。
中古車さんの購入まえに、エンジンルームをあけて、ライトを当ててエンジンを詳細に確認し、オイルパンやガスケット周辺に油脂の跡がないかを見ること。また、ミッション周辺にも同様に注意を払い、オイルの漏れ跡がないかを確認することが重要だ。
これらの点を事前にチェックしておくことで、後に高額な修理費用が発生するリスクを低減できる。
以上のように、出来ることは限られてしまうが、上記方法をおこなうことで、中古車購入時のリスクを少し下げることは可能だ。
もし、オイル滲みってなんなんだろうか?というのが気になった方や、FD2にい興味があるが整備については詳しくない。という方は、身の回りの車好きに頼んで購入に同行してもらうのが良いだろう。
メンテナンスとカスタマイズ
FD2のメンテナンスでは、エンジンオイルやミッションオイルの定期的な交換が重要である。特に、ハイパフォーマンスな走行を楽しむオーナーは、これらの消耗品の状態に常に注意を払う必要がある。油種類は熱による劣化を避けられないからだ。エンジンに負荷が掛かる走行をする方は、購入後のメンテナンスにも心掛けたい。
FD2を購入後は、適切なアフターケアが不可欠である。もし保証期間がついているショップで購入したのであれば、保証期間内のサービスをフル活用することで、万が一の故障や不具合にも割安で対応できる。
また、信頼できるショップや修理工場を見つけておくことも重要だ。定期的な点検とメンテナンスにより、FD2は長期間にわたり高い性能を維持することが可能である。
結論
FD2はNA時代のシビックタイプRにしかなかった、気持ちのいいエンジンフィールとサーキットやワインディングでの速さのバランスが極めて高い点でバランスしている稀有な一台だ。そのため人気がたかく、値段が高くても状態が良いとは限らない。
カーライフを満喫する上で車選び、個体探しはとても大切なプロセスだ。思っていたのとは違ったというのでは、大金を無駄にしてしまう。
皆さんには後悔が無いようにじっくりと、納得がいくまで、自分にあった一台を探して欲しい。
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車選びで悩んでいる方は、是非一度おもしろレンタカーのホームページを覗いてみて欲しい。いろんな車を体験することで、本当に自分にあった一台が見つかるはずだ。